
国会は、2024年度予算案の衆議院予算委員会審議が中盤に入る。2月14日に岸田文雄首相が出席し自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件 自民党の一部派閥で、議員側がパーティー券の販売ノルマを超えて集めた分を政治資金収支報告書に正確に記載していなかったとされる政治資金規正法違反事件。東京地検特捜部は1月、安倍派から多額の還流を受けた国会議員3人ら計10人を立件した。岸田派、二階派の元会計責任者らも含まれる。事件を受け、自民は政治刷新本部を設置し、改革に向けた中間報告をまとめた。安倍、岸田、二階、森山の各派が解散方針を決定した。を受けた集中審議を開催。自民はアンケートと聞き取り調査の結果を近く公表する方向で、野党が政治倫理審査会政治倫理の確立のため、議員が「行為規範」や法令の規定に著しく違反し、政治的道義的に責任があると認めるかどうかについて審査し、適当な勧告を行う機関。ロッキード事件を契機に1985年に設置された。参議院での審査例はない。疑惑を受けた議員本人が申し出た場合か委員の3分の1以上の申し立てと過半数の賛成で開催できる。原則非公開だが、本人の了解があれば公開される。開催が決まっても出席させる強制力はない。また証人喚問と異なり、発言が偽証罪に問われない。の開催要求を強めそうだ。選挙支援が報じられた盛山正仁文部科学相と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関係も焦点となる。
2月13日は衆院予算委で...
残り855文字(全文:1045文字)