
地元の幼竹で作ったメンマを、給食のラーメンにトッピングした田上中の生徒=田上町原ケ崎新田
17ヘクタールの竹林が広がる新潟県田上町で、竹を活用したメンマ作りが1年目の取り組みを終えた。歯ごたえの良さを生かした土産品や学校給食は好評で、関係者は需要を見込み、特産化を視野に入れる。2年目の生産拡大に向け、5月からの収穫・加工時期にどれだけ人手を集められるかが課題となる。
メンマ作りは道の駅たがみ(原ケ崎新田)が手がける。2023年5月、タケノコから伸びて約2メートルにまで育った幼竹を収穫して使った。幼竹はそのまま育つと放置竹林になり得る“厄介者”だ。
関係者は先進地の富山で作り方を学び、幼竹約140キロをゆで、塩漬けにして発酵。10月には町内の「ホテル小柳」が調理を担当し、ラー油など...
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