
新潟県佐渡市内の二つのJA組織が3月1日に合併し、「JA佐渡」が誕生する。半世紀近くにわたって進められてきた佐渡島内1JA構想が実現する。佐渡島はコシヒカリの産地であることに加え、島特有の気候風土を生かしたおけさ柿などの果樹栽培や、畜産業も盛ん。少子高齢化の影響などで組合員数が減る中、業務の効率化を図りつつ、島一体となった農業振興と販売戦略が求められている。
合併する二つのJAは、佐渡と羽茂。JA佐渡の現体制を維持した上で、羽茂は事業所として従来通り業務を続ける。
正・准組合員は合わせて1万6417人、職員が502人、貯金が1337億円、農産物の販売高は73億円(いずれも2022年度末時点)...
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