
新通小への感謝を込めて合唱する坂井輪中3年生=1日、新潟市西区坂井東6
能登半島地震で校舎を使えなくなった坂井輪中学校(新潟市西区)の3年生が3月1日、間借りしている新通小学校(西区)で児童に合唱を披露した。卒業直前に学びの場を一変させた災禍から2カ月。歌声に感謝の思いを乗せた。
元日の地震で、坂井輪中は南校舎の解体が決まるなど大きな被害を受けた。3年生218人と特別支援学級の生徒は1月11日から近隣の新通小を使っている。
新通小にお礼をしようと坂井輪中側が合唱を発案した。昼休みに集まった4〜6年生を前に、生徒会副会長の岡村凜さん(15)が「1カ月半、通わせていただき、ありがとうございます」とあいさつ。声を合わせて校歌と「大地讃頌(さんしょう)」を歌い上げ、児童...
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