東京マラソンで36位でゴールした服部勇馬=東京都千代田区
東京マラソンで36位でゴールした服部勇馬=東京都千代田区

 [東京マラソン・3月3日]ゴール後の表情は穏やかだった。服部勇馬(トヨタ自動車・新潟県十日町市出身)は、パリ五輪へのラストチャンスで、設定タイムに遠く及ばない2時間14分台。2大会連続出場を逃した。それでも「チャレンジできたことの喜び」があり、次なる挑戦へ「いいレースができた」と感じたからだ。

 上位集団で日本人選手トップの位置を走っていた20キロ付近。激しくポジション争いをする中で、給水に失敗した。「動揺した」と、動きが硬くなって...

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