
大盤解説会で将棋ファンを前に対局を振り返る藤井聡太棋王(中央)と伊藤匠七段(左)=3月3日、新潟市中央区の新潟グランドホテル
第49期棋王戦コナミグループ杯(新潟日報社など主催、協賛社・大塚製薬)5番勝負第3局で、藤井聡太棋王(21)が伊藤匠七段(21)を下してタイトル防衛に王手をかけた3月3日、会場の新潟市中央区の新潟グランドホテルでは大盤解説会も開かれた。約300人が将棋界を背負う21歳の両雄の一手一手に注目した。
- 藤井聡太棋王(八冠)が伊藤匠七段に2連勝、連覇に「王手」
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千田翔太八段と貞升南・女流二段、立会人の藤井猛九段らが壇上に立ち、盤面の状況や両対局者の思考を読み解いた。序・中盤の両者譲らない展開を、千田八段は湯沢町が舞台の川端康成の小説「雪国」になぞらえ、「トンネルを抜けると終盤が見える」と解説。ご当地ネタに会場からは笑いが起きた。
終盤に入ると、会場には...
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