
畜産農家らが見守る中で行われた2024年最初の子牛の競り=4月2日、佐渡市北川内
新潟県佐渡市内で生まれた子牛の2024年最初の競りが4月2日、市内の高千家畜市場で開かれた。落札された127頭の平均価格は49万4013円で、前回の23年11月に比べて3万6090円上回った。牛の平均体重の増加に加え、飼料価格が下がる見通しもあり、肥育業者の購買意欲が上がったことが要因とみられる。生産者からは、さらなる好転を望む声が上がった。
競りは、JA佐渡が4、7、11月の年に3回開いている。今回は佐渡市内の生産農家ら40軒が、子牛128頭と成牛13頭を市場に出し、競りには岐阜県、山形県を含む19業者が参加した。
子牛は1頭ずつ入場し、元気良く鳴く姿も見られた。買い付け業者は血統や体形な...
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