
帝国データバンク新潟支店がまとめた2024年度の新潟県内企業の賃金動向に関する意識調査によると、ベースアップ(ベア)などにより正社員の賃金改善を見込む企業の割合が初めて6割を超え、06年度の調査開始以降で最高となった。3年連続で前年度より上昇。人手不足が課題となる中、賃金アップで人材確保に取り組む姿勢が鮮明となった。規模別では、中小企業が大企業を抑えて最も高かった。
調査は1月18〜31日、県内企業491社を対象に実施し、260社が答えた。
定期昇給を除き、ベアや賞与の増加による賃金改善の見込みが「ある」と答えた企業は、前年度比5・2ポイント増の63・8%。「ない」とした企業は5・1ポイント...
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