高温耐性の向上が見込まれるBS資材をコシヒカリの苗に散布する長谷川一秀さん=4月26日、新潟市南区
高温耐性の向上が見込まれるBS資材をコシヒカリの苗に散布する長谷川一秀さん=4月26日、新潟市南区

 新潟県内は5月の大型連休から本格的な田植えのシーズンに入る。2023年は夏の記録的な高温で1等米比率が過去最低水準となった。24年も県内の水稲の主役はコシヒカリだが、平均気温が高くなる見通しの中、生産者は高温リスクを減らそうと知恵を絞っている。

 農林水産省北陸農政局が4月26日に発表した2023年産米の検査結果(3月31日現在)で、県産コシの1等米比率は4・7%だった。

 初夏を思わせる晴天となった4月26日、新潟市南区の農業長谷川一秀さん(61)宅のビニールハウスでは、...

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