
都市ガスに燃料転換した原山化成工業・見附柳橋工場のボイラー設備=見附市(同社提供)
北陸ガス(新潟市中央区)は、製造業などの生産過程で熱源として使用する燃料を、重油などから都市ガスに切り替える取り組みに力を入れている。2023年度に新潟県内の一般家庭を除く工場や商業施設などで、計7件の燃料転換を実施した。年間で計606トンの二酸化炭素(CO2)の排出量削減を見込んでいる。
発泡スチロール製造・販売の原山化成工業(新潟県見附市)は2024年1月、見附柳橋工場で老朽化したボイラー設備を更新する際に、燃料を重油から都市ガスに転換した。転換に伴う設備投資は約1億円。更新前のボイラー設備と比べ、年間CO2排出量の35%に当たる555トンが削減される見込みだ。
原山化成工業は「CO2の...
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