
「ふーどばんく大徳」に寄付された食品と、寺社神楽保存会のメンバーら=阿賀野市寺社
食料の寄付を募って困っている人に届けようと、新潟県阿賀野市の市民有志が5月5日、阿賀野市寺社にある大徳寺で「ふーどばんく大徳」を立ち上げた。地域の住民ら約40人が大徳寺に集い、本堂で神楽を奉納して開設を祝った。
フードバンクを立ち上げたのは、大徳寺の檀家で団体代表の渡辺正一(しょういち)さん(72)ら計7人。食べ物を粗末にしない社会をつくろうと、1年ほど前から県内のフードバンクを視察するなどして準備を進めてきた。今後、阿賀野市内の個人や企業、団体から食品の寄付を募り、市内で必要とする人に月1回配る予定だ。
団体がオープンした5日、寄付された米や野菜などが大徳寺隣の集会場に並び、希望者が持ち帰...
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