降水量が少なく乾いた天水田=5月18日、十日町市
降水量が少なく乾いた天水田=5月18日、十日町市

 新潟県内の中山間地域で、水不足のため田植えができず、生産者が対応に苦慮している。そのほとんどが雨水や雪解け水に頼る「天水田」で、冬の少雪と4月の少雨が影響したとみられる。今後も雨不足が続くと、稲の成長に支障が出る恐れもあり、関係者は「恵みの雨」を待っている。

 棚田が広がる十日町市松之山地区では5月18日、水不足で乾いた田んぼが点在していた。例年なら水を張って土を耕す「代かき」を終えている時期だ。

 松之山地区で...

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