県北豪雨で被災し、運休が続くJR米坂線。線路は草に覆われている=5月29日、関川村土沢

 2022年8月の新潟県北豪雨で被災したJR米坂線の復旧検討会議で、JR東日本が「直営を前提とした復旧は困難」としたことについて、沿線の新潟県村上市の高橋邦芳市長と関川村の加藤弘村長は5月31日、復旧後もJR東が運営するよう求めていく考えを示した。

 山形県内で5月29日に開かれた検討会議でJR東は将来的な利用の試算も示した上で、直営について「民間企業としては持続可能な観点から難しい」としていた。

 高橋市長は5月31日の定例会見で「JR東が運営し、沿線自治体がフォローするのが一番シンプル」と直営を求めた。

 採算は米坂線単独ではなく、黒字部門も含めた社全体で捉えるよう要望。デジタルトランスフォーメ...

残り305文字(全文:605文字)