
新潟県佐渡市の「佐渡島(さど)の金山」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関・国際記念物遺跡会議(イコモス)は、「世界遺産登録を考慮するに値する価値がある」とした上で、補足説明を求める「情報照会」と勧告しました。「佐渡島(さど)の金山」は、佐渡島内の二つのエリアで、それぞれ違った方法で金を採っていたことが特徴です。今回は相川鶴子(つるし)金銀山を読みトキます。
Q 相川鶴子金銀山って?
A 現在の佐渡市佐和田地区にある鶴子銀山と、相川地区にある相川金銀山を合わせて呼んでいます。二つの鉱山は西五十里道(にしいかりみち)・鶴子道と呼ばれる山中の道でつながっています。国際記念物遺跡会議(イコモス)が6月6日の勧告で除外すべきだとした北沢地区も含まれます。
Q いつごろ採掘が行われたの?
A 鶴子銀山は...
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