事業目標にHACCPの完全実施を掲げることなどを決めた県央食品衛生協会の通常総会=三条市横町2の「餞心亭(せんしんてい)おゝ乃」
事業目標にHACCPの完全実施を掲げることなどを決めた県央食品衛生協会の通常総会=三条市横町2の「餞心亭(せんしんてい)おゝ乃」

 新潟県の県央地域の飲食店や食品販売事業者、旅館などでつくる県央食品衛生協会は、食中毒や食品事故の撲滅を目指し、国際基準「HACCP」(ハサップ)による衛生管理の完全実施などを2024年度の事業目標に掲げることを決めた。

 24年5月下旬、新潟県三条市の料亭で県央食品衛生協会の通常総会を開き、24年度の事業計画を決定した中で確認した。

 HACCPは米国で宇宙食の安全性確保のために考えられた衛生管理手法が起源で、食品への危険物混入などの要因分析をはじめ、製造・加工工程の厳格な管理や監視、記録などを定めている。日本では、21年6月からすべての食品関連事業者を対象に、HACCPの導入が完全義務化されて...

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