
三条信用金庫(三条市)が6月18日発表した2024年3月期決算は、純利益が前年比9・2%減の23億7200万円だった。売上高に当たる経常収益は13・8%増の87億2700万円。保有する有価証券の時価下落に伴う減損処理が響き、増収減益となった。
本業のもうけを示すコア業務純益は、1・4%減の35億9800万円だった。大口取引先の経営改善支援に取り組み、貸倒引当金の戻し入れ益を4億円計上。一方、有価証券の減損で16億円の費用がかさんだ。
3月末時点の貸出金残高は、2・9%増の2291億円。地方公共団体向けや住宅資金が伸び、法人、個人融資がともに増加した。預金残高も法人、個人預金が増加し、1・5%...
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