
アユの稚魚を放流する上条保育園の園児=阿賀町豊川甲
新潟県阿賀町の上条保育園の園児が、近くを流れる常浪川にアユの稚魚を放流した。園児は「大きくなってね」と声をかけながら、元気に泳ぐ小さな命を見送った。
川に親しんでもらおうと東蒲原郡漁業協同組合が毎年、子どもたちに参加を呼びかけ放流している。ことしは5月下旬に各地で実施。そのうち、常浪川に隣接する向ノ島公園では、上条保育園の年長組の9人が手伝った。
5〜6センチに育った稚魚を小さなバケツに移してもらった園児は、川に入って優しく放流した。「泳いでる」「そこに行ったよ」などと口にしながら泳ぎ出す姿を見守った。
園児の一人(5)は「楽しかった。お魚にありがとうの気持ちだった」と話した。
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