
早期解決を目指して拳を上げる原告ら=6月22日、新潟市中央区
新潟水俣病第5次訴訟水俣病被害を訴える新潟市などの男女が2013年12月、国と昭和電工(現レゾナック・ホールディングス)に損害賠償などを求め新潟地裁に提訴した訴訟。原告が水俣病かどうかや、九州に続き新潟県でも水俣病が発生したことに対する国の責任の有無が主な争点となっている。の原告団総会が6月22日、新潟市中央区で開かれた。4月の新潟地裁判決など全国で多数の原告が水俣病と認められ、熊本県での発言遮断問題で水俣病への社会的関心が高まっている現状を「解決に向けた絶好の機会だ」とし、裁判だけでなく国との協議にも積極的に取り組んでいくことを確認した。
第5次訴訟では新潟地裁が4月、原告45人中26人を水俣病と認定。新潟水俣病に対する国の発生・拡大責任は...
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