
佐渡市役所
新潟県佐渡市は2022年度予算で、23年の決定を目指す世界文化遺産登録に関連する施策を重点に位置づける。秋ごろに国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)の審査が控えており、対策に力を入れる。来訪者を迎える観光施策にも連携して取り組む。
イコモスの現地審査では、海外の専門家が佐渡を訪れ、遺構の保存状態などを確認する。7日間程度をかけて、二つの構成資産の採掘跡や集落跡を視察する予定だ。
調査を前に、県は専門家への通訳や移動手段に関して業者に委託し、リハーサルも実施する。佐渡市も約1623万円を負担する。
構成資産を見やすくするため、草刈りなどの環境整備も必要だ。...
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