岩首の住民約80人が参加した津波を想定した避難訓練=6月23日、佐渡市岩首
岩首の住民約80人が参加した津波を想定した避難訓練=6月23日、佐渡市岩首

 地震発生時に孤立する恐れが高いとして、新潟県佐渡市の災害対策のモデル地区に指定されている岩首集落で6月23日、津波を想定した避難訓練が行われた。雨の中約80人が参加し、避難経路や初動を確認した。

 佐渡市は能登半島地震を受け、海岸沿いにある岩首と岩谷口の両集落をモデル地区に指定し、非常食を備蓄するなどしている。岩首ではこれまでも避難訓練を定期的に行っていたが、津波に対応した訓練は初めて。午前9時ごろ、日本海側で地震が起きたことを想定し、サイレンの音を合図に、住民は避難を開始した。

 海に隣接する住宅と山に近い住宅が混在している岩首では、高台にある寺院やグラウンドなどを1次避難場所とし、安全が確保...

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