糸魚川市の総合防災訓練で避難所に集まった市民ら=6月23日、糸魚川市寺町4
糸魚川市の総合防災訓練で避難所に集まった市民ら=6月23日、糸魚川市寺町4

 元日の能登半島地震で震度5強を記録した新潟県糸魚川市で6月23日、地震、津波を想定した総合防災訓練が行われた。市内約80地区で実施し、9500人が参加。避難所への経路や、非常持ち出し袋を持参しているかなどを確認した。

 新型コロナウイルス禍では訓練の規模を縮小していたため、大規模に実施するのは5年ぶり。

 午前8時過ぎ、大地震が発生し津波警報が発令されたと防災無線などで市民に情報を発信。海岸に近い寺町区ではリュックサックを背負ったお年寄りや家族連れが避難所の「ビーチホールまがたま」に集まった。

 能登地震の際、高台の公園へ車で避難する人が相次ぎ、渋滞が発生した。この日は原則徒歩とし、困難な場合は車...

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