畜産農家らが見守る中で行われた子牛の競り=7月2日、佐渡市北川内
畜産農家らが見守る中で行われた子牛の競り=7月2日、佐渡市北川内

 佐渡市内で生まれた子牛の競りが7月2日、佐渡市北川内の高千家畜市場で開かれた。落札された90頭の平均価格は44万709円で、前回の4月よりも5万3287円下回った。円安による飼料高騰を受けての購入者の買い控えや牛肉価格の低下が影響したとみられ、畜産農家からはため息が漏れた。

 JA佐渡が年に3回開催しており、今年2回目。市内の農家ら26軒が、子牛95頭と成牛3頭を市場に出し、競りには本県や山形、福島、岐阜の各県から19業者が参加した。業者が1頭ごとに血統や発育状態を見極め、ボタンを押して応札した。最高価格は71万6100円、最低価格は17万7100円だった。予想より低い落札額に、農家からは「い...

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