陸上女子1万メートルの小海遥選手(左)とラグビー7人制女子の原わか花選手
陸上女子1万メートルの小海遥選手(左)とラグビー7人制女子の原わか花選手

 「目指す順位を出して」「後進の希望に」-。パリ五輪の日本代表に、新たに新潟県出身の女子2選手が選ばれた7月4日、両選手の地元や関係者は喜びに沸いた。陸上女子1万メートルで初出場の小海遥選手(21)=第一生命グループ=は妙高市出身。妙高市から夏季五輪の代表入りは初めてで、関係者の祝福と応援の声には力がこもった。

 新井中学校の陸上競技部で小海選手を指導した北川智也さん(39)=上越市立三和中教諭=は「走りにバネがあり、絶対に強い選手になる」と確信。「練習で一緒に走る男子に食らいつく、負けず嫌いの性格もいい」と将来を楽しみにしていた。駅伝強豪校の仙台育英高に進み、実業団で才能が開花した教え子に「積...

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