新潟県の新たな情報発信拠点「ザ・ニイガタ」の飲食機能を担う「Bit GINZA」=東京・銀座5
新潟県の新たな情報発信拠点「ザ・ニイガタ」の飲食機能を担う「Bit GINZA」=東京・銀座5

 新潟県内の飲食店2店が、アンテナショップなどの機能を有する新潟県の新たな情報発信拠点「銀座・新潟情報館 THE NIIGATA(ザ・ニイガタ)」が立地する東京・銀座エリアでの営業に注力している。商業施設やオフィスが立ち並ぶ立地の良さを生かし、新潟県産食材を使ったメニューなどでビジネス客らにアピールしたい考えだ。8月8日に控えるザ・ニイガタの全面開業による誘客効果にも期待を寄せている。

◆[Bit]県産食材の洋食で“再スタート”、「滑り出しは順調」

 新潟県内外で燕三条産などの食材や食器を使ったイタリア料理店を展開するBit(新潟市中央区)は5月末、新店舗「THE NIIGATA Bit GINZA(ザ・ニイガタ・ビット・ギンザ)」を、ザ・ニイガタの飲食部分として銀座5のビル8階に開業した。佐渡産のナンバンエビを使ったパスタや京都の人気米料亭が監修した県産米を使ったメニューが人気という。

 Bitは2016年、銀座7の中央通りのビルに店舗を開業したが、契約満了となる24年3月末で閉店。一定数の顧客を獲得したこともあり、県のプロポーザルを経て新店舗(46席)のオープンに至った。

 県産食材の使用を前面に打ち出し、...

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