
佐渡金山の国内推薦が決まった際に行った祝いの「ちょうちん行列」=2022年3月、佐渡市相川地区
「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」(新潟県佐渡市)の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録の可否が議論される、国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会が7月21日に始まる。長年の悲願である登録実現時を想定し、佐渡市は8月上旬に祝賀事業を行う準備を進めている。江戸時代に金銀を運んだ「金の道」沿線の4地区で行う予定だ。
市は、登録実現時に行う「『金の道』リレー祝賀事業」の費用193万円を盛った補正予算案を6月議会に提出し、可決された。
祝賀事業は地元の...
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