
村上市の中心市街地を練り歩く屋台の行列=7月7日、村上市上町
城下町として栄えた新潟県村上市に夏を告げる村上大祭の本祭りが7月7日に行われ、おしゃぎり屋台が町屋が立ち並ぶ市街地を練り歩いた。日曜日の開催とあって多くの見物客が訪れ、絢爛(けんらん)豪華なおしゃぎりに見とれていた。
村上大祭は国指定の重要無形民俗文化財。1633(寛永10)年に、村上藩主・堀直竒(なおより)が西奈彌(せなみ)羽黒神社を現在の場所に遷宮したことが起源とされる。2024年は屋台を修理中の大工町を除く18町内が参加した。
屋台は午前8時過ぎに先頭が西奈彌羽黒神社を出発。屋台に施されたきらびやかな金箔(きんぱく)、七福神などの縁起物、屋台の上に乗った子どもたちの鉦(かね)や笛の音が...
残り205文字(全文:505文字)