
成年後見制度について理解を深めた研修会=柏崎市豊町
認知症や知的障害などで判断力が不十分な人を法的に保護、支える「成年後見制度」の研修会が、新潟県柏崎市内で開かれた。理念や概要を学び、財産管理などを誰に任せるか前もって決めておく任意後見制度についても理解を深めた。
市社会福祉協議会が6月26日に開き、市民45人が参加。柏崎きぼう法律事務所の田才淳一弁護士が講師を務めた。
成年後見制度は、法定後見制度と任意後見制度に分かれる。
田才さんは「法定後見は現在判断能力が不十分な状態の人が対象で、程度に応じて後見人、保佐人、補助人が付く」と説明した。
利用はまだ少ないものの、将来に備えた制度である任意後見制度は「高齢化社会を見据え、自分が判断力を失った...
残り101文字(全文:401文字)