
胎内縄文の清水の脇に説明看板を設置した黒川中の生徒ら=胎内市熱田坂
新潟県の名水に指定されている胎内市熱田坂の「胎内縄文の清水」に、説明看板が設置された。縄文時代から利用されていたとされる清水を多くの人に知ってもらおうと、地元の中学生も手伝った。
清水は胎内川の河岸段丘の斜面から湧き出る。一年中枯れることはなく、地元の人が生活に利用してきた。縄文時代の漆器などが出土した分谷地(わけやち)A遺跡の一角にあることから縄文の清水と名付けられ、2022年に県の名水に指定された。
遺跡の説明看板はあったが、名水指定を受けて教育委員会が新たに清水を紹介する看板を設置。「遺跡から出土した約4000年前の水差しから、当時の人々が湧水の恩恵を受けた」などと記してPRする。
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