
絵や言葉で表現し、伝える楽しさを教えた黒井健さん=魚沼市の堀之内小学校
言葉を通して豊かな心を育むキャンペーン「ことばの学校」(新潟日報社主催)が13日、魚沼市の堀之内小学校体育館で開かれ、絵本画家の黒井健さん(78)が全校児童約200人に講演した。絵を描くワークショップも行い、自由に表現する楽しさを伝えた。
黒井さんは新潟市出身。色鉛筆を使った繊細な画風で知られ、300冊以上の本の絵を手がけた。
代表作「ごんぎつね」との出合いを紹介。「絵本は楽しいものと思っていたが、主人公が死んでしまうなんて聞いたことがない」。どう描くか思い悩んだ末、物語の作者、新美南吉の古里を訪ね、スケッチした。
その時の原画をスクリーンに映し「形がぼんやりして、きれいな色があまりない。こ...
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