
水中の捜索訓練で溺れた人に見立てた人形を引き上げる隊員=新潟市北区
本格的なマリンレジャーの季節を前に、新潟海上保安部などは7月11日、新潟市北区の南浜漁港で水難事故に備えた合同潜水訓練を行った。一刻も早く命を救うため、異なる組織の隊員同士が捜索の手順や動作を確認した。
訓練は組織間の連携強化が狙い。新潟海上保安部と、第9管区海上保安本部新潟航空基地の機動救難士、新潟市消防局の特別高度救助隊、県警機動隊の隊員ら計46人が参加した。
装備のトラブルを想定してシュノーケルなどを順番に外して泳ぐ訓練や、各機関で異なる水中での合図を確認した。遊泳者が溺れた想定の訓練では、水中で列を崩さずに移動し、ダミー人形を見つけるとクレーンと担架で助け出した。
新潟海上保安部の信...
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