
糖尿病の正しい理解を呼びかけた五泉中央病院の山田絢子医師=7月6日、五泉市立図書館
専門医らが健康課題について解説する「みんなの医療・介護 NIC健康セミナー」(NIC新潟日報販売店グループ主催)が7月6日、新潟県の五泉市立図書館で開かれ、約70人が参加した。地元の五泉中央病院の医師が糖尿病を取り上げ、「不摂生な人がなる病気」との誤解を解き、患者が治療に前向きに取り組める環境づくりを訴えた。
この日は髙橋姿病院長と、糖尿病が専門の山田絢子医師が講演した。
山田医師は、糖尿病を含む生活習慣病は遺伝や生活環境も要因になると指摘。「自己責任の病気」との誤った認識が、患者の受診や治療を遅らせかねないと警鐘を鳴らした。
また、「運動が大っ嫌い」「甘い物を毎日食べないと死んじゃう」など...
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