
県産高規格ノドグロの「美宝」を競り落とした岩船港鮮魚センターの安宅謙社長=7月19日、村上市岩船港町
新潟県を代表する食のブランドとして、県が新たにPRに力を入れる高規格ノドグロ「美宝(びほう)」が7月19日、村上市の新潟漁業協同組合岩船港支所で初めて水揚げされた。美宝の基準を満たした重さ約1キロの2匹は、初競りで通常の倍以上に当たる約1万円の価格で競り落とされた。
新潟県は他産地との差別化を図るため、厳しい条件をクリアしたノドグロを美宝として打ち出した。6月中旬に名称を発表したが、海が荒れる日が多かったことなどから、水揚げはこの日が初めてとなった。
美宝と認められるのは村上市、糸魚川市の計3港7漁船の熟練漁師だけが取ったノドグロ。さらに重さ400グラム以上や魚体を傷つけないため素手で触れな...
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