
水害に備える作業を確認した水防工法演習=新発田市の加治川河川敷
大雨による水害に備える水防工法演習が、新潟県新発田市の加治川河川敷で行われた。新発田、胎内、阿賀野3市と聖籠町の建設業者ら約110人が土のうの積み上げや命綱の縄結びなど災害時に必要な作業の手順を確認した。
県新発田地域振興局と県建設業協会新発田支部の主催で6月開催。1966年の下越水害、67年の羽越水害で大きな被害に見舞われた加治川で、水害の危険が高まるこの時期に毎年行っている。
参加者は二つの班に分かれ、国交省OBの北陸地方防災エキスパート3人から、命綱などに使う「もやい結び」などの縄結びや、半月型に土のうを積んで水漏れを防ぐ「月の輪工」といった工法を学んだ。
水防の基本となる「積み土のう...
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