
渡辺竜五市長(右から3人目)と面会する「佐渡を世界遺産にする会」のメンバーら=7月31日、佐渡市役所
インド・ニューデリーでの国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会に出席し、帰国した新潟県佐渡市の渡辺竜五市長が7月31日、市役所で市民団体「佐渡を世界遺産にする会」のメンバーと面会した。「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の登録を願って続けてきた長年の活動をねぎらい、喜びを分かち合った。
「鶴子(つるし)銀山へ続く道を歩こう」と「笹川の景観を守る会」の2団体の代表らも同席し、約10人が参加。渡辺市長の感謝の言葉に、佐渡を世界遺産にする会の中野洸会長(83)らは満面の笑みで「良かった」と繰り返した。
登録決定を祝って、出席者がお茶で乾杯する場面も。中野会長は「民間と国、県、市が一体となった結果だ。世...
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