「50年先の佐渡に向けた手紙のような展示です」と話す齋藤遥さん=8月5日、佐渡市金井新保
「50年先の佐渡に向けた手紙のような展示です」と話す齋藤遥さん=8月5日、佐渡市金井新保

 威勢よく舞う鬼太鼓や桟橋を駆ける高校生-。新潟県佐渡市の印象的な風景を活写した作品が並ぶ写真展「拝啓、50年後の佐渡へ」が、佐渡市金井新保の大慶寺で開かれている。撮影した東京在住のカメラマン齋藤遥さん(35)は「自分が感動した風景や文化が、50年後も残っていてほしいと願いを込めた」とアピールしている。

 大阪府出身の齋藤さんは、英語教員を経て3年前にフリーカメラマンになった。2年ほど前に初めて佐渡を訪問。その時の夕焼けが忘れられず、約2カ月に1回のペースで来島し、島民らと交流しながら撮影してきた。

 写真展には、2年間で撮りためた作品の中から約60点を展示。農作業や祭りといった島民の生活を切り取...

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