遠藤製作所(新潟県燕市)は8月6日、2024年12月期の連結業績予想を上方修正して発表した。人工関節などの医療機器や航空機のエンジン部品の受注が堅調に推移しており、純利益は2月公表の8億5千万円を12億5千万円に引き上げた。

 ゴルフ用品のほか、OA機器向けのメタルスリーブ(極薄管)の出荷も順調と見込む。製造拠点のタイでの生産効率化や電気料の落ち着きによるコスト減も織り込んだ。

 売上高は2月公表の166億円から175億円、営業利益は12億5千万円から17億円、経常利益は13億円から17億5千万円とした。株主還元方針で、年間配当予想は20円を40円に引き上げた。

 6日発表の6月中間決算は、売上高...

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