
地域住民と一緒に田植えをする川口小の児童たち=長岡市川口木沢
2004年の中越地震を経験していない児童に当時のことを知ってもらおうと、新潟県長岡市川口木沢の棚田で地元農家が川口小の5年生約20人に、当時の話や震災後の復興について語った。児童は田んぼの復興に込められた思いを学び、田植えも体験した。
川口小は、5年生が社会科と総合的な学習の時間でコメ作りなどについて学んでいる。中越地震から20年となるのを前に、農家に話を聞く場を5月30日に設けた。
木沢集落で棚田の保全活動などを行っている平澤勝幸さん(74)が、講師を務めた。震災の影響で棚田にひびが入ったが、棚田を守りたい思いから、復旧してもらったと説明。流れ込む水について「冷たくてすごく良い水だ。先祖か...
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