
中越地震の復興などをテーマにしたシンポジウム=11月9日、アオーレ長岡
発生から20年が過ぎた中越地震をテーマにしたシンポジウムが11月9日、新潟県長岡市のアオーレ長岡で開かれた。参加者は被災地の復興を振り返るとともに、過疎や高齢化が進む地域の存続について考えを深めた。
研究者らでつくる「日本災害復興学会」が企画。基調講演とパネル討論に約100人が参加した。
基調講演は、長岡市のNPO法人「中越防災フロンティア」の事務局長、田中康雄さん(51)が、中越防災フロンティアが創設した除雪の有償ボランティア制度や、インバウンド(訪日客)の誘致といった山古志地域での活動を紹介。復興が進んだ山古志について「今後は持続性のある地域をいかにつくっていくかが重要だ」と強調した。
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