模型を使って気管内挿管の体験をする直江津中等教育学校の生徒=上越市新南町
模型を使って気管内挿管の体験をする直江津中等教育学校の生徒=上越市新南町

 新潟県上越市の直江津中等教育学校の生徒が8月5日、上越市新南町の県立中央病院で、気管内挿管や採血、縫合など医師の仕事を体験した。

 将来、上越地域で活躍する医師になってもらおうと、県立中央病院が2008年から行っている取り組み。高校2、3年生に当たる直江津中等教育学校の5、6年生で、医師志望の8人が参加した。

 白衣に身を包んだ生徒たちは模型を使い、呼吸できない患者の気道を確保する気管内挿管に挑戦。「誤って食道にチューブを通さないように注意しながら、素早く挿管するように」と医師の指導を受け、恐る恐る口から気管へ管を入れた。

 採血や静脈注射にも取り組み、血に見立てた液体が循環する腕の模型を使って慎...

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