
上越に飛来した西日本生まれのコウノトリ=8月15日、上越市青野(橋爪法一さん提供)
西日本で生まれた国の特別天然記念物コウノトリ3羽が、新潟県上越市に相次いで飛来していたことが8月20日分かった。野生復帰に取り組んでいる兵庫県から西日本を中心に繁殖地を広げているコウノトリは、夏になると餌場を求めて広範囲に飛び回る。すでに飛び去ったのか、20日時点で3羽の姿は確認されていない。
コウノトリの観察を続ける上越市吉川区の市議会議員、橋爪法一さん(74)が8月15日、上越市青野の青野池で3羽を目撃し、撮影した。その画像に写っていた足環を基に兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)が京都、鳥取、福井の3府県で生まれた成鳥と判定した。
3羽は池の北側で休んでおり、100メートル離れた場所で...
残り317文字(全文:617文字)