トキとコウノトリの保護活動を縁に開かれた体験学習会で、見つけた生物を観察する子どもたち=7月30日、佐渡市新穂地区
トキとコウノトリの保護活動を縁に開かれた体験学習会で、見つけた生物を観察する子どもたち=7月30日、佐渡市新穂地区

 国の特別天然記念物、トキとコウノトリの保護活動にそれぞれ取り組む、新潟県佐渡市と兵庫県豊岡市の児童が交流する体験学習会が7月30日、佐渡市で開かれた。田んぼの生き物調査や学習成果を発表し合い、理解と親交を深めた。

 2025年の大阪・関西万博に向けた兵庫、新潟両県の、地域資源を生かした連携事業の一環。佐渡市の行谷小5年生5人、豊岡市の田鶴野(たづるの)小5年生19人が学習会に参加した。両校とも環境学習に力を入れており、夏休み前にトキやコウノトリに関して学んだ上でこの日を迎えた。

 一行はトキの森公園を訪問した後、田んぼへ移動し生き物調査を開始。タイコウチやコオイムシなどの水生昆虫類やイモリを観察...

残り120文字(全文:420文字)