
新潟県村上市から上下水道料金の改定について諮問を受けた「市上下水道事業審議会」(会長・大串葉子同志社大大学院教授)は値上げ幅についての方向性を固めた。具体的な時期は未定だが、一般的な使用量の家庭では、上水道で1割超、下水道で3割超の値上げとなる。審議会は9月にも答申案の素案をまとめる方針。
村上市の上下水道は施設老朽化や人口減に伴う減収が課題。上水道会計は2022年度に赤字となり、簡易水道、下水道会計は一般会計から繰り入れが続く。
市は22年の県北豪雨などによる財政難から財政健全化に取り組んでおり、上下水道の経営改善に向け、24年6月、料金体系の見直し、改定時期について審議会に諮問した。
市...
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