
「史跡佐渡金山」の坑道で熟成された日本酒をPRする尾畑酒造の平島健社長=9月12日、佐渡市下相川
新潟県佐渡市下相川の「史跡佐渡金山」で9月12日、坑道内で熟成させた日本酒の搬出作業が行われた。製造元の尾畑酒造の平島健社長は「世界遺産となった『佐渡島(さど)の金山』で熟成された特別な酒を、海外の方をはじめ多くの人に飲んでもらいたい」とPRしている。
坑道内は年間を通して気温が10度前後と安定しており、日本酒の熟成に最適な環境だとして、尾畑酒造が32年前から取り組んでいる。平島社長によると、坑道内で寝かせることで、味や香りの深みが増し、まろやかな酒になるという。
9月12日朝、尾畑酒造の社員が坑道に入り、日本酒を慎重に台車に乗せて搬出した。今回は4年寝かせた「真野鶴大吟醸BY2019」と、...
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