
新潟県柏崎市の2023年度のふるさと納税生まれ故郷など地方を活性化するため2008年度に始まった。自己負担分の2千円を除いた額が住民税、所得税から差し引かれる。控除額には上限があり、所得や世帯構成などに応じて変わる。豪華な返礼品を呼び水とした自治体の寄付獲得競争が過熱。19年6月からは返礼品は「寄付額の30%以下の地場産品」とし、ルールを守る自治体だけが参加できる制度に移行した。返礼品を含む経費は寄付額の50%以下に抑える必要がある。が、寄付額が前年度比17・6%増の4億6836万円となり、2年連続で過去最高を更新した。寄付件数も2万1283件で過去最高。返礼品は、地元産のコメや卵といった農産品が人気を集めた。
22年度は3億9821万円、1万6332件だった。市は増加した要因について、返礼品の提供事業者の協力に加え、無洗米などニーズを捉えた物品展開や、季節に合わせた返礼品のPRが奏功したとしている。
返礼品ごとの寄付件数の最多は、県のブランド米「新之助」(無洗米)で1390件、金額は1390万円だった。新之助(白米)、卵が続いた。寄付額では、石油ストーブが1920万円で1位だった...
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