阿賀野市が初めて実施した災害対応図上訓練=阿賀野市役所
阿賀野市が初めて実施した災害対応図上訓練=阿賀野市役所

 災害発生時に求められる判断力や対応力を向上させようと、新潟県阿賀野市は図上訓練を初めて実施した。加藤博幸市長や部課長級の職員らでつくる市災害対策本部員ら26人が参加。震度6強の地震が発生したとの想定で、情報の収集と把握、災害対策の手順を確認した。

 近年、気候変動などにより被害が激しさを増している自然災害に対応するため、市が企画し、9月上旬に実施した。人口が阿賀野市とほぼ同じ架空の「Z市」で、午後1時半ごろにマグニチュード7・1の地震が発生し、市が災害対策本部を設置したとの想定で行った。

 訓練では、「家が倒壊し高齢者が下敷きに」「土砂崩れが発生」「小学校の天井が落下」といった被害情報が、分刻み...

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