
沿線の連携を探った「金の道フォーラム」=9月27日、東京都千代田区
佐渡から江戸へと金銀を運んだルートの沿線地域による「金の道フォーラム」が9月27日、東京都内で開かれた。今夏に世界文化遺産に決まった新潟県佐渡市の「佐渡島(さど)の金山」だけでなく、金の道も継承していきたいとの意見が上がった。
金銀山の価値を再認識してもらおうと、新潟県と佐渡市が主催。佐渡市、上越市のほか、街道沿いで街並み保存などに携わる長野県東御市と東京都豊島区の関係者が意見を交わした。
上越市の関由有子さんは「雁木(がんぎ)の通りのように『つながってこそ』だと思う」とし、沿線の連携や次代への継承の大切さを語った。「金の道を若い人たちに浸透させたい」「保存活動を継ぐ人材を育てたい」との声も...
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