
「金の道」を通して地域の魅力を考えたフォーラム=1月28日、東京都千代田区
かつて新潟県の佐渡から金銀を運んだルートの沿線地域による「金の道フォーラム」が1月28日、東京都内で開かれた。史実を生かした地域活性化を図りたいとの声が聞かれた。
「佐渡島(さど)の金山」(新潟県佐渡市)の世界遺産登録への機運を高めるために2023年に実施した「御金荷(おかねに)の道ウォーク」の総括として佐渡市が、新潟県と主催した。ウォークは佐渡や出雲崎町、群馬県安中市、東京都板橋区などを参加者が江戸時代の旅装束で歩いた。
沿線の関係者による討論では「単なる北国街道でなく金の道・北国街道という表示を新潟県と長野県が協力して整えてほしい」「江戸に出入りする人々を出迎える場であった、そういう史実...
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