開志国際高校医学科進学コースの授業風景。同校とNSGアカデミーが協力し、医師を志す生徒を後押しする取り組みを始めた=胎内市長橋上
開志国際高校医学科進学コースの授業風景。同校とNSGアカデミーが協力し、医師を志す生徒を後押しする取り組みを始めた=胎内市長橋上

 教育関連事業を展開するNSGグループは、新潟県の医師不足解消につなげようと、医師を志す生徒の医学部進学を後押しする新たな取り組みを始めた。学習塾を運営するNSGアカデミー(新潟市中央区)と、医学科進学コースをもつ開志国際高校(胎内市)が協力。オンライン個別指導の無償提供や開志国際高の授業料免除などを通じ、中学から大学進学までの学びを一貫してサポートする。

 厚生労働省の統計によると、新潟県は人口10万人当たりの医師総数(2022年末時点)が都道府県別で44位の医師少数県だ。医師確保へ向け、県は大学卒業後に県内で一定期間働くことを条件に修学費用を支援する「地域枠」を拡大させるなど、行政の取り組み...

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