旅装束姿で金銀を運んだ道を歩く参加者=10月5日、佐渡市相川広間町
旅装束姿で金銀を運んだ道を歩く参加者=10月5日、佐渡市相川広間町

 江戸時代に佐渡で産出された金銀を運んだ道を歩くイベント「御金荷(おかねに)の道」が10月5日、新潟県佐渡市で始まり、2日間で相川から小木までの約40キロを徒歩やバスでたどった。初日は約60人が参加し、佐渡金山が世界遺産登録された喜びをかみしめながら、荷物を背負った馬に続いて歩いた。

 市民団体「佐渡を世界遺産にする会」が主催。2024年の今年は世界遺産登録を記念し、かつて金銀を江戸に運んだ沿線地域の上越市と長野県、東京でも11月にウオークイベントが予定されている。

 沿線ウオークの皮切りとなる初日は、相川地区の佐渡奉行所跡から、宿場町の雰囲気を残す真野新町までの約15キロを歩いた。出発の前には、...

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