海で開いた結婚式の会場イメージを描いた小林さんのデッサン。雰囲気を伝えようと、事前に新郎新婦に見せている
海で開いた結婚式の会場イメージを描いた小林さんのデッサン。雰囲気を伝えようと、事前に新郎新婦に見せている
小林亮太さんと妻の千晶さん。オフィスは持たず、市内のコワーキングスペースなどを使っている=新潟市西区関屋

 結婚式の企画から当日の準備まで、式に関連するあらゆることを新郎新婦に提案するウェディングプランナー。新潟県内では、多くが式場などに所属するが、新潟市南区の小林亮太さん(39)はフリーランスで活動する。「式場ではなく、人で選ぶ結婚式」を目指し、日々、アイデアを練っている。

 南区出身の小林さんはかつて都内の老舗結婚式場でプランナーとして勤務。同じ式場で働いていた妻の千晶さん(33)との結婚を機に、「いずれ戻りたい」と思っていた故郷の新潟へと帰ってきた。その後に勤めた市内の結婚式場が廃業になり「いっそフリーランスになろう」と決意した。

 新潟の式場で、プランナーの仕事に加え、取引先とのやりとりや事務...

残り672文字(全文:972文字)